リュセット（サンドリヨン）は父のパンドルフの再婚相手の義母、そして二人の義姉にいじめられていました。今日は宮殿での舞踏会の日。着飾った義母たちが舞踏会に出発すると、妖精が現れてサンドリヨンにドレスを着せました。そして、夜の12時までに帰るよう忠告し、宮殿へと送り出しました。

　宮殿での舞踏会で王子様は多くの貴族の娘たちと踊らされるも興味を示しません。そこへサンドリヨンが現れて、2人は惹かれ合います。しかし、12時を告げる鐘にサンドリヨンは急いでその場を去りますが、妖精に与えられたガラスの靴を宮殿に落としてしまいました。王子はその靴を拾って、サンドリヨンを探すことを誓います。

　サンドリヨンの心は王子のことでいっぱい。そこへ義母たちが帰宅し、宮殿でのことを口汚く話し、王子の不実をでっち上げます。絶望したサンドリヨンは家を人知れず飛び出してしまいました。妖精の森に迷い込んだサンドリヨン。妖精は同じように森にやってきた王子と再会させるために魔法をかけ、二人は愛を誓い合うのでした。

​　小川のそばで倒れていたサンドリヨンをパンドルフは介抱していました。舞踏会や妖精のこと、全ては夢だったと諦めていたら、宮殿の使者が現れました。ガラスの靴を残した娘を王子が探していると聞き、サンドリヨンは全てが現実であったことに気づきます。妖精と共に宮殿に現れたサンドリヨンは王子と再会し、二人は永遠の愛を誓い合うのでした。