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関西歌劇団 第105回定期公演
イル・カンピエッロ

公演日時
2025年9月20日(土) 16時開演
2025年9月21日(日) 14時開演

会場
吹田市文化会館
メイシアター大ホール
※各日とも45分前開場
『イル・カンピエッロ』(全3幕)
作曲:エルマンノ・ヴォルフ=フェッラーリ
原作:カルロ・ゴルドーニ
台本:マリオ・ギザルベルティ
原語上演(ヴェネツィア語・イタリア語)/日本語字幕付き
あらすじ
第1幕
18世紀中ごろ、ヴェネツィアの賑やかな広場(カンピエッロ)。娘ガスパリーナが歌う中、ナポリからの旅行者アストルフィが彼女に目を留める。次にルシエータが恋人アンゾレートに向けた歌を歌うが、アストルフィが彼女にも秋波を送り、それを見たアンゾレートは嫉妬。アストルフィがルシエータに贈り物を申し出ると、彼女の母ドナ・カーテが受け取る。一方、ニェーゼは結婚を迷いながらも、幼馴染のゾルゼートに惹かれているが、素直になれずすれ違いが生じる。ルシエータとアンゾレートも誤解から喧嘩。アストルフィはガスパリーナと語らい、互いに惹かれ合う。
第2幕
人々が遊ぶ中、ガスパリーナの伯父ファブリーツィオが騒ぎを制す。アストルフィはルシエータとアンゾレートの仲を取り持ち、婚約を祝って宴を開くが、ガスパリーナは伯父の許可がないと参加を控える。宴の後、アストルフィとガスパリーナは再び心を通わせる。ファブリーツィオはアストルフィがナポリの出身と知り、彼の家族の過去を語る。アストルフィはファブリーツィオが宝くじの当選者だと気づき、ガスパリーナとの結婚を決意。酔った人々が騒ぐ中、舞台は賑やかに幕を閉じる。
第3幕
ファブリーツィオが引っ越しを決める中、アストルフィが正式にガスパリーナとの結婚を申し出る。一方、アンゾレートはルシエータとゾルゼートが一緒にいると誤解し、怒りをぶつけるが、ルシエータの涙ながらの愛の告白で誤解が解ける。だがニェーゼがゾルゼートを庇い、彼も怒って石を投げ、それがドナ・カーテに当たる。騒動が広がるが、アストルフィが鎮め、ガスパリーナとの結婚を発表。彼女は「遠くへ行きます」と皆に告げ、別れの歌『さよなら愛しのヴェネツィア』を歌い、皆が歌声に和し、幕が下りる。